ゆうりしんぶん 2025年春号
もはや、月刊じゃなくて、季刊じゃん。
ゆうりよりごあいさつ
僕は12歳になりました!
僕はゲームが大好きです。毎日スマホとパソコンで2時間ずつ遊んでます。
休みの日は、その倍くらい遊んじゃいます。
これを書いているのも、お父さんが「これを書けばフォートナイトのスキンをあげるよ」と言ったからです。
僕はもともと、インターネットで楽しそうなゲームを見つけて遊んでいました。
学校の友達がやっているゲームなんて気にしてなかったです。
でも今は、友達と一緒の同じゲームをやるのが楽しいです。
ポケポケとか、にゃんこ大戦争が盛り上がって楽しいです。
12歳からも勉強とかゲームを頑張っていきたいと思います!

祝 12歳
5月1日に ゆうりくんは12歳の誕生日を迎えました。
あれよあれよと、小学校最高学年に。
コロナの年に小学校に入って、何か月かの休校のあと、
学校が再開したときに、6年生に導かれて教室に入りました。
ちょっと前のことなのに、もう 導く側の6年生に!
あと6年すると、ママとお父さんは 60歳になるので、
6年の短さが ちょっとこわいです。(と同時にたのしみ)
身長:147㎝(かな?) 体重:36㎏ 足の大きさ:23.5㎝
好きな食べもの
お茶漬け、まぐろタコ定食、焼きそば、マクドナルド
生きがい
ゲーム。同い年の「にゃんこ大戦争」に改めてドはまり中。
ファッション
パーカーしか勝たん。
うごく、ゆうりくん
2025年2月のゆうりくん
星野リゾート OMO5 東京五反田に泊まってきました。
... 東京都民なのに。
え?「もうそれ、前も聞いた」って?
いやいやいやいや。
1月は OMO5 東京大塚で、2月は OMO5 東京五反田です。
2025年4月のゆうりくん
東京 青梅市の御岳山に行ってきました。
ケーブルカーに乗ったら、もうほぼ山頂なので、
「御岳山に登ってきました」とは言いにくいです。
それでも、ロックガーデンのハイキングコースを歩くと、
なかなかの道のり。がんばりました。
友達のしあわせを祈ると、大吉がむこうからやってくる!
ラッキーボーイのゆうりくんです。
星野リゾート OMO5 東京五反田
ははーん。そうきましたか。
ぶっちゃけ、五反田って 何もないんですよ。何の面白みも あこがれも感じない。
東急池上線のターミナル駅でもあるんですが、「池上線って何のためにあるん?」というぐらい地味。
ご近所の品川もね「新幹線が止まる」というだけでね、わざわざ行きたい街でもないです。
こんなつまらんところにホテルなんて、血迷ったか、星野リゾート。
でも、このホテルからの スコーン!と抜けた眺望は、なかなかたいしたものです。
一生タワマンに住むことはないですが、タワマンの高層階に住むって、こういうことね。ははーん。
これはこれでいい。
いいんだけど... ヨーロッパに比べると、こういうアングル 見劣りするよね、無秩序の東京。
御岳山
神奈川 丹沢大山 、茨城 筑波山、千葉 鋸山、そして 東京 御岳山。
登りに行きてぇ!という一年越しの願いが、やっとひとつかないました。
木曽御嶽山(おんたけさん)とは別物の 東京都青梅市にある「みたけさん」。
都内からだと、新宿→立川→青梅→御嶽。うちからだと、仙川→分倍河原→立川→青梅→御嶽。
片道 2時間弱。東京都内のくせに遠い。
「御岳山に登る」とは、「御岳登山ケーブルに乗る」ということ。これも京王電鉄ということに驚く。
JR御嶽駅に着いた時点で すでに標高234m。そこからバスに乗って 標高407mの滝本駅に行き、
滝本駅から御岳登山ケーブルに乗ると一気に標高831mの御岳山駅に着く。
御岳山 山頂の標高は929mらしく、フルオートで登山が完了してしまいます。
ていうか、「御岳山の山頂ってどこ?」という山。みんな山頂には行かない。もはや、登山ではない。
でも、侮るなかれ。御岳登山ケーブルに東京消防庁のレスキュー隊が乗り込み、救助に向かってました。
御岳山から大岳山の間で起きた滑落事故で死亡者が出ていたらしい。
そう、御岳山は、登山ハイキングの入り口に過ぎず、そこから先は決してラクな道のりではないのだ。
今回は初級編の『ロックガーデン』というエリアをまわるハイキングです。
苔と新緑の緑がとてもきれいです。行く価値アリですね。
ゆうりくんは、遅れがちなママのリュックを背負ってあげて 先頭を歩きます。終始 元気。
身体が大きくなり、強くなりました。
「にゃんこ大戦争(ゲーム)の課金アイテムのご褒美がある」と知ったときのゆうりくんは めっぽう強い。
もみじ公園
小学校が終わると、ゆうりくんは旅に出る。
小学校は隣駅にあるんだけど、
電車に乗らずに徒歩で帰ってきます。
しかも、何人かの友達の家まで送り届けながら
直線距離の何倍も歩いて帰ってきます。
ランドセルを家に置くと、
自転車に乗って もみじ公園に行きます。
もみじ公園は小学校の近く。
つまり、帰ってきた道を今度は自転車で逆走する。
そして、おそろしいことに …
さっき家まで送り届けたはずの友達と
もみじ公園にあつまって遊ぶ。
さらに、おそろしい事実として
ゆうりくんが自転車をゲットしたのは 3月。
それまでは、その道のりをすべて徒歩でこなし、
もみじ公園からの帰り道は、
ほかの子がみんな自転車に乗るなか
ゆうりくんだけが 走っていた! …らしい。
そのことは友達のママの間で有名だった …らしい。
PRポイント
スマホと自転車をゲッチュしたゆうりくんは、
もはや 誕生日プレゼントに ほしいものが思い浮かばない。
スマホが ゲーム機・ゲームソフト・音楽プレイヤー・カメラ
すべてをこなすので、そりゃ そうなるよね。
ゲームの課金アイテムが欲しいらしい。
却下。(御岳山登山のご褒美として認めます)
お父さんが新しいPCを買って、おさがりをゆうりくんにあげました。
お父さんが新しいPCを買う口実に使われただけ。
でもま、ゆうりくんが望めば、来年の誕生日に新しいPCを買ってあげます。
あと 1年で、PCの選び方が少しはわかるようになってくれるだろうか。
5年2組の担任の先生がご懐妊で体調調整のためにお休み。
5年1組の先生も体調不良か何かでお休み。
5年3組の先生が一人で 3クラスをまわす、学年崩壊状態。
* 3月のこと。今 ゆうりくんは 6年生です。
ネタ切れに困った 5年3組の先生が、5年2組にタイピングの課題を指示。
そこで、ゆうり覚醒。
タイピングスピード 大差をつけて ぶっちぎりトップ。
ま、毎日ゲームで世界中の人とチャットしてるもんね。余裕です。
2025年5月3日の糸井さんのことば
なんのとりえもない中学生のころ、
「将来、大人になったら働くことになる」ということが、
恐ろしいことのように思えて、大人になりたくなかった。
きっと学校よりもっと厳しいのが社会だと思っていました。
そこでは、じぶんは無理なんじゃないかとも想像しててね。
苦肉の策として考えたのが「マンガ家」になることでした。
ぼくはこんなにマンガが好きなのだから、
「マンガ家」になれば、いやじゃない生き方ができる。
その準備をしようと考えて、入門書を買いました。
それが『まんが入門』という本で、
作者はやなせたかしという人でした。
それなりにちゃんと読んだのですが、
どこか、ぼくが求めている「マンガ」というものと、
この本で語られている「マンガ」とがちがっているような気がして、
少しあてが外れました。
いま、その本について検索したら、発行は1965年、
副題が付いていて「あなたのためのユーモア製造法」と。
そういえば、そういうふうな内容だった気がします。
中略、ぼくは「マンガ家」にならなかったし、
とてもとてもなれなかったのです。
いまなら、その理由はよくわかります。
どう考えても、じぶんが好きで読んでいるような
おもしろい「マンガ」をじぶんが描き続けられるとは、
カケラほども思えなかったのです。
自信があるとかないとかじゃなく、
「なろう」として「なれる」ものじゃなかった。
じぶんで、それに気づいてしまったのです。
「なろう」とすることをやめないで「なった」人も、
「なった」けれどやめてしまった人もいるでしょう。
でも、ぼくは「なろう」とすることができなかったのです。
いや、悔やんでいるのではないです。
実際には大人になって仕事することは、
想像していたよりずっとおもしろいことでしたから。
「マンガ家」にもなれなかったけど、考えてみると、
ぼくは、なににも「なろう」としたことがないかもしれません。
「なろう」がなくても、一所懸命にはなれるのかもね。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
すみません、じぶんでもよくわかってないことを書いてて。
2025年5月2日の糸井さんのことば
「君は目がいいんだねぇ」と感心されたら、
それはそれで悪い気はしないよね。
そして、「左右ともに2.0、2.0で、遠くまで見えます」とか答えて、
「それはすごいなぁ」で終わりです。
「あなた、すごい力持ちですね」とほめられたら、
これも「まぁ、それなりに」くらいに謙遜しつつ、
「米俵とか持ち上げる機会があったら声かけてください」なんつって、
ちょっと冗談言っておしまいにするかな。
「おまえ高校時代にサッカーで全国大会出たんだってな」
というようなことも、一目置かれるにちがいないです。
だけど、それはそれで「すごいなぁ」で終わるでしょう。
目がいいことも力があることもサッカーがうまいことも、
感心されて、それで忘れられてもいいわけです。
おそらく、そういう「すげぇ」ことはいっぱいあります。
でも、「あたまがいい」ということについては、
さらっと終われない重みがあるんですよね。
難関と言われている学校を出ている、とか、
全国模試で何番だったとか、入社試験でトップだったとか、
数字やら順位やらで言えるようなこともあるし、
「何某さんをぎゃふんと言わせた」みたいな物語もあるし、
「彼、しごでき(仕事できる)だから」というような
人物評価にもなったりしています。
目がいいとか、力持ちである、サッカーうまいことなどと、
別の重要度で語られていると思うのです。
だもんだから、おおぜいが「あたまがいい」を望みます。
ちょっとでも「あたまがいい」になるように励むし、
人から「あたまがいい」と言われるようにふるまうし、
「あたまがいい」の評価を得るために戦ったりもします。
それほど重要なことだと思われていたのでしょう。
でも、思うんですよね、そうだったのかなぁと。
「あたまがいい」人、いっぱいいるじゃないですか。
「疑似あたまがいい」も「本あたまがいい」もいます。
実に、たくさんの「あたまがいい」人がいるんだけど、
あんなふうになりたいなぁと憧れはしないんですよね。
「あたまがいい」ことって、そんなに大事なことかな。
ただの「いいやつ」とか「おもしろいやつ」のほうが、
「しあわせ」に近いんじゃないかと思うんですよねー。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
時代の変化で、「あたま」の価値も変わっているのかもね。
2025年4月8日の糸井さんのことば
「日本のコンビニのサンドイッチがおいしい」と、
外国から来た人たちに言われているのは、とてもうれしい。
サンドイッチばかりでなく、おにぎりやらなにやらも、
スナック菓子も、お店にあるものが全体においしいと。
お世辞で言われているのではないかという疑いは、
もう、ぼくはまったく持っていない。
おそらく実際に、おいしいのだ。
もっと前は、パン類にしても、おにぎりにしても、
もうちょっとおいしくなかったと思う。
で、ずっと日本で暮らしているぼくらも、
それくらいの「おいしさとおいしくなさ」に慣れていた。
「どうせ、安直に買って食べるものだし」と思っていた。
この「どうせ」がものすごい曲者だったと思う。
ほめる必要もないし、ほめられようともしてない。
それを望んだり望まれたりする「ほどのものじゃない」。
そういう分類のなかにいるものは、ずっとそこにとどまる。
それなりに、そのままで世の中も回っているのだしね。
おそらく、たとえばコンビニのサンドイッチも、
もともとは「どうせ」と思われていた商品だった。
それは外国でも、ある時代までの日本でも。
もっとおいしくするには、原価をどうする保存はどうする、
輸送はどうする、値段はどうする、人手はどうする?
できない理由だらけ、事情だらけだったから、
「しょうがないんですよ」と考えられていたのだろう。
それでも、「どうせ」のなかでもやれることはある、と。
そう考えて、それを実行してきた人たちのおかげで、
コンビニのサンドイッチは、そこから抜け出した。
思えばさー、じぶんの経験でいっても、
広告の世界もかなり「どうせ」だったよ。
「どうせ広告だろ?」と言われるのが「広告」だ。
そこから、どうしたらいいのか考えることは、
とてもおもしろかったし、やりがいもあった。
無料のホームページも「どうせ」だったなぁと思うよ。
はじめられるのは、たいてい「どうせ」の領域なのだ。
「どうせ」の世界で、「どうせ」と本気で思っていても、
それはそれでひとつの生き方だから、「しょうがない」。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
じぶんのことは「どうせ」と思ってちゃいけないかもねー。
お父さんは、孫泰蔵の『冒険の書』という本を買ったけど、
読むのをやめました。
問いかけは良いのに、内容がとにかくつまらないので。
「AIの時代に これまでの学校の勉強なんて意味がない。」
そう言いたがる人たちの学歴は、
孫泰蔵が東京大学卒、山口周が慶応義塾大学卒、
糸井重里は法政大学中退だけど、県立前橋高校の偏差値は68。
「学校の勉強なんかどうでもいい」なんて学生時代じゃなかったはず。
「あんなに勉強する必要があったのか」と言いたいんだろうけど、
今の自分と過去の自分を切り離して考えられるなんて 思っているのか。
お父さんの人生を振り返ったとき、
大学生の頃の自分なんて、ひよっこで恥ずかしくて思い出したくない。
学校に通うのを終えて、社会人になってから、身についたもの
のほうが重要なものが多いように思います。
だから「若いころに戻りたいですか?」と訊かれたら、NO。
だけど、中学、高校、大学で勉強をしていた頃の自分が、
成績に一喜一憂していたような自分が、
侮れるかというと、そんなことはない。経験が浅くて下手なだけ。
中学卒業のとき、担任の先生に
「学校の勉強より、センスのほうが大切ではないですか?」
という相談をした自分は、手前味噌になるけど 見どころがある。
勉強に打ち込んでなかったら、出てこない問いだったと思います。
学校の勉強をがんばればがんばるほど、
そこで学ばなかった新しい知識や経験の価値に驚き、吸収できます。
ゲーム好きのゆうりくんなら わかってくれると思うけど、
第3形態に進化させたキャラクターのパワーを知ってしまうと、
第1形態のキャラクターって、ザコだよね。鼻で笑っちゃうよね。
だけど、いきなり第3形態でゲットできるキャラクターなんてないし、
第1形態で遊んでいるときに、そのゲームがおもしろくなかったら、
とっくにやめているわけだ。
第3形態のキャラクターで今も遊べているのは、第1形態のおかげ。
そのことを忘れている人、多すぎないか?
ゆうりくんに言っておきます。
最終的には、学校の勉強の成績なんて、どうでもよくなります。
「いいやつ」であること、「おもしろいやつ」であることのほうが大事。
だけど、「なろう」とするものがないうちは、勉強をしておきなさい。
勉強をして「いいやつ」でなくなったり、
「おもしろいやつ」でなくなったりすることはないから。
「どうせ」のなかでもやれることはある
そう考えて、実行するとき、勉強をがんばった経験が活きてきます。
勉強をがんばらないほうが、「どうせ、オレなんか」という想いに
囚われてしまったり、「ズル」をしてしまいがちです。
成績はどうあれ、勉強はがんばれ。
MUSIC
ゆうりくんと、Spotify DUO(ふつうはカップルが使うのかな)
をはじめたんだけど、あぁ、お金の無駄使い。
まったく聴いてないじゃん。
たくさん聴いて、好きな曲をお気に入りに入れて、
好きなアーティストをフォローして、を繰り返すと
Release Rader と Discover Weekly が育っていくんやで?
ま、気分が向かったら やってみて。
ゆうりくんのお気に入り確定の曲は
アース・ウィンド & ファイアの ♬ September
激渋かよ。
2025年2月のうごく、ゆうりくん
の楽曲紹介
Alexandra Saviorさんの ♬ "The Archer" です。
オレゴン州ポートランド出身のアーティストです。
いいなぁ、行きたいなぁ、ポートランド。
ポートランド出身だからなんですかね、
サラっと純粋な音楽としての曲はなくて、
どの曲もストーリーがあって ドラマチックです。
2025年4月のうごく、ゆうりくん
の楽曲紹介
きのこ帝国さんの ♬ "疾走" です。
また きのこ帝国かよ。 えぇ、また きのこ帝国です。
どの曲にしようか、何曲も何曲も何時間もかけて聴きまくって
結局 きのこ帝国です。
きのこ帝国しか勝たーん。
いい曲ばかりだから、この先も登場するかもね。
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『うごく、ゆうりくん』 プレイリスト
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ご感想、あなたのニュースや、 あなたが好きな「ヤマ」など、おきかせください。