ゆうりしんぶん 2025年6-7月号


ゆうりしんぶんの更新、だるいわー。なーんてね、うそだけど。


うごく、ゆうりくん

2025年5月のゆうりくん

2025年6月のゆうりくん

5月は 星野リゾート OMO3 浅草に泊まってきました。
... 東京都民なのに。

はい、このくだり、ことし3回目。

1月に OMO5 東京大塚、2月に OMO5 東京五反田、そして 5月に OMO3 浅草。
そしてそして、6月に OMO7 高知。
2025年上半期で4つのOMOを制覇したったぜー。

おぉい、星野リゾート。悔しかったら、新しいOMOつくれよー。
すぐに泊まりに行ってやんよ ♡


運動会

ゆうりくんは、コロナの年に 小学校に入学したので、
それ以来ずっと、半日・学年別の運動会。
それに暑くて、一日中炎天下のグラウンドにいられないしね。

ゆうりくんが言うんですよ。「俺、足速い」って。
「そんなわけないじゃん」と、「事実をつきつけたるわ」と、
ゆうりくんに競走の決闘を申し入れます。
マヨテラス(キューピーマヨネーズ博物館)から仙川駅に向かう
自動車が乗り入れない直線歩道。

「あっぶね、でも、おとうさんの勝ちだよな?」
え?あれ? もしかして、ゆうりくん、力抜いて ながしてる?

運動会直前に買った新しい靴は、靴紐なしタイプだけど、
走りやすいみたいで、よかった。

本番では、5人のレースで、速いほうから2グループ目。
つまり学年ベスト10に入っているらしい。
第1コースでコーナーがきつくて、ちょっと損だったね。 

ダンスはね、がんばったなぁ。
保育園で、ずっと棒立ちだったのになぁ。

曲は 「汗は君のために流れる」(うごく、ゆうりくんはまったく別の曲) 
コロナ直前の2019年夏のポカリスエットCM曲です。
6年3組の先生が、徹夜して ダンスを小学生用にアレンジしたそう。
先生、きっと、ずっと これを運動会でやりたかったんだね。
この曲を踊れる6年生の担任になるのをじっと待ってたのかもね。
みんな しっかり踊って、すごくよかったよ。


高知に行ってきた

日本で一番人口が少ない県は、鳥取県。ブービー賞が島根県。それは、みんな知ってるよね。
じゃあ、人口が少ないワースト3の県は? はい、高知県です。

今回はおばあちゃんと一緒に行ってきました。
空港からタクシーで ホテル OMO7 高知へ。
「いや、まじか。」 ランドマークがない。魅力をまったく感じられない 車窓からのながめ。
ゆうりくん、おばあちゃん、ママ、おとうさん、しばし 4人で絶句。

ゆうりくんは、おとうさんに似て、気持ちが顔に出ちゃうタイプ。
うごく、ゆうりくんでは、最初 まったく気分が上がらず、ちょっとふてているのがバレバレです。

でも、桂浜の海辺で海に足をひたして、ひろめ市場でおいしいものいっぱい食べて、
仁淀川のクリアブルーの水辺で遊んだら、元気いっぱいに。
高知旅行、すごくたのしかった! らしいです。よかったぁ。

高知市や仁淀川は「竜とそばかすの姫」の舞台になった場所だそう。
アニメ映画って ふだん観ないんだけど、ゆうりくんと ママと一緒に観て予習してから行きました。
でも、ゆうりくんはスマホいじってたし、ママもまじめに観てなかったよね。
おとうさんひとりだけ、西の谷第二バス停とか、能津小学校とかでテンションあがってる。
ちょっと、聖地巡礼旅行者のきもちがわかりました。

OMO7 高知はね。うーん、ごめん。おとうさん、そもそも「よさこい」が嫌いなんだよね。


大好き!焼肉きんぐ

「ママ、今週末はお仕事です」「ママ、今週末はお友達に会いにいきます」
ママは「ごめんねー」とあやまってくるんですが、
ゆうりくんとおとうさんは 「ということは…  焼肉きんぐ!」とにんまりしちゃいます。
ここ最近 月2回ペースぐらいで行ってます。
あるいて 7~8分の至近距離に仙川店があるのに、調布店まで25分自転車をこいでいくのが、ブーム。
ゆうりくんは、自分の自転車だけど、おとうさんは自転車を借りてまで行くっていうね。ちょっとバカ。
大盛りごはんと、玉子スープと、もやしナムルと、カルピスと、大量のミカンゼリー。

おぉい! 肉!  肉を焼いて食べるから焼肉!


2025年5月18日の糸井さんのことば

〈あきらめと、しつこさ〉

なにごとにも、「あきらめ」が含まれている。
これ以上を望んでも、それは無理なのだと知ること。
知って、それを受け入れること。
かっこよく言ってしまえば「諦念」ということになるかな。
もっともっとと欲を張ることもあるのだけれど、
このあたりでいったん忘れよう、
というのも「あきらめ」のかたちだ。

京都の竜安寺にある蹲(つくばい)に彫られた
「吾唯足知(われ、ただ足るを知る)」についても、
闘争好きな人なら「足らぬことをなぜあきらめる?」と、
腹立たしく感じるのかもしれない。
まぁ、そういう「もっともっと」という気持ちは
どんな人間のなかにもあるからこそ、
「吾唯足知(われ、ただ足るを知る)」
という逆説的なことばが、人の心に波紋を起こすのだろう。

金でも、権力でも、人気やモテでも、美でも趣味でも、
粋やらお洒落でも、もういっそ侘びや寂びでも、
どこかで「あきらめ」を含んでいないものは、
あんまりかっこよくないように思える。
なんというか、「あきらめ」と「わきまえ」は、
とても近いところにあるようだ。

とか言ってる、同じワタクシが、
しばしば「しつこい」ということについて感心している。
たぶん、ゲーム性の強いものごとにおいてだと思うが、
「あきらめてなかったんかーーい!?」と
拍手喝采したくなるプレイが現れることがある。
そうそう、そうだ、あんたのおかげで救われた。
先にあきらめたわしが悪かったと謝りたくなったりね。
基本的に「あきらめ」を大事に考えているぼくは、
同時に「しつこさ」を尊ぶ人間でもあるのです。
じぶんでも、もっと「しつこさ」を発揮したいと思うし、
時にはそういう場面で、「しつこさ」で呆れられたい。

また、「どっちなんだよ」とツッコまれそうな話になったが、
どっちもほんとうなので、そのまま言うしかないのです。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
8割があきらめで、5分がしつこさかな。
あとの1割5分は空気?  

2025年6月18日の糸井さんのことば

体力ってなんなんだ。ほしいじゃないか。

娘の娘が小学1年生になって、毎日たのしそうにやってる。
朝から支度をして学校に行って5時間の授業を受けて、
休み時間だってきっと遊んでいて、
その後は「学童」というところがたのしいらしくて、
そこでなんだかおおいにはりきって、
なんなら仲よくなったともだちと家に帰ってからまた遊んで、
家族で食事をしたり遊んだりなにやら映像を見たり、
ちゃんと宿題をしたりお風呂に入ったりして、
だいたいどこかで電池が切れたように、
なにかしらを手に掴んだまま床で寝てしまうという。

わしは「としより」じゃから、
同じことをやれと言われてもとても無理じゃよ。
しかし、そんなに元気な子どもでも、
大人に比べて「体力」がないのだという。
どうやら、子どもの体力というのは、
好奇心にまかせて走り回ったりすることには強いけれど、
持久力とかはあんまりないらしい。
ま、たしかにその通りという感じだな。
長い時間がんばっちゃうというのは、無理そうだもの。
大人は、エネルギーを小出しに長時間使ったりもするし、
筋力とかは鍛えるほどに上がっていくしな。

長いこと、いろんな意味での「たいした人」を見てると、
だいたいは「体力がある!」ことに気づく。
練習するにしても、がまんするにしても、
明るい見通しをつけるにしても、ねばるにしても、
「ああ、もうだめだ」と体力が尽きてしまったら、
そこでとどまったり後退してしまうだろう。
筋肉や身体のことばかりでなく、考えることも同じだ。
「やめない」体力、「もうちょっとやる」体力がないと、
どうしても、そこで「やめる」ことになる。
いざというときには「無理ができる」のも体力だ。
体力って、どうしたら身につくんだろうねぇ。
思えば、子どもは、あの夢中な遊びのなかで
「体力」の向上を育んでいるんだよな。
大人も老人も、もっと遊んで体力をつけろってことかな。
ミック・ジャガーとか、どうしているんだろうね。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
 体力を育てるのも「遊び」、体力がつくと「遊び」ができる。


満足するのも、諦めるのも、もう少しがんばってみるのも、そのラインを決めるのは自分。
汗をかかない ほかの誰かに、そのライン決めに口を出すのを許すな。
「口をはさむなら、お前も汗をかけ」 そう言ってやろう。
ちゃんと汗をかく人と 一緒にいよう。
自分も一緒に汗をかく覚悟がないのなら、汗をかいている人を批判するのは やめておこう。


MUSIC


2025年5月のうごく、ゆうりくん の楽曲紹介

Big Bloodさんの ♬ "Spinning in the Wheel" です。

Big Bloodさんは2曲目。1曲目は2024年8月の "1000 Times" でした。

AIが Big Blood を説明・総括すると、
Big Bloodは、アメリカ、メイン州出身の夫婦デュオ
感情的で、キャッチー、記憶に残る、正直、包括的、
そして時に「欠陥のある」と表現されることがあります。

たしかに! おちにように、おちにように~♪
「落ちぬように、落ちぬように」って歌ってるのかな?
謎日本語だけど キャッチー!

2025年6月のうごく、ゆうりくん の楽曲紹介

きのこ帝国さんの ♬ "パラノイドパレード" です。

風が吹いたら、夏が始まる。二度と戻れない、夏が始まる。

100点満点の歌詞とメロディーと演奏。もう大好き。

「きみを けなしながらも 見とれている」

おとうさんもね、ゆうりくんにはいろいろ小言を言いますけど、
うごく、ゆうりくんをつくりながら、
いつも、きみに見とれています。


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